アーユルヴェーダやさしい基礎講座2 ::インド流::

アーユルヴェーダやさしい基礎講座2

健康とは?幸せとは?

健康への関心はますます高まるばかりですが、結局のところ 健康とはどんな状態のことをいうのでしょうか。 健康とは心身の状態が良く、その人の持っている才能・資質を発揮して生きる上で心や体がその行動や活動の妨げにならないことではないでしょうか。まずは自身の身体を健康に保つために食事や排泄、睡眠など、基本的な生命維持活動がうまく機能していること、その次にはより人間らしい活動、仕事したり、趣味のことをしたり、旅行などの娯楽を楽しむために心や体がその活動を制限しないこと。
人によってその活動の範囲が違いますので、健康や幸せの基準もそれぞれだと思います。

アーユルヴェーダの知恵に従って生きる人はこの人生の科学に護られる。

アーユルヴェーダの知恵をより深く理解し生かすことでその恩恵にあずかることができる。



寿命について

人間の寿命は本来100年。
100歳まで生きた人を長寿といい、100歳未満の人を短命と言います。


ひとこと:日本の平均寿命が世界一(に近い)とはいえ、大抵の人は短命!なんですね。。アーユルヴェーダ的には。。 私も人生折り返した、と思ってたけどまだしばらく前半!でした。。




人生の質とは 

幸せな人生とは sukhayu सुखायु

心身に慢性の病が無く、感覚器(五感)や行動器(口,手,脚,性器,排泄器)が上手く機能し、良い行いをして若々しく、体力、精力に恵まれ、人々に評価され、ストレスを強いられることの無い人生を”幸せな人生”という。また不摂生やプライドに囚われないための知性と精神力を有し、人々を助け精神的な成長を求め、豊かさに恵まれた人生。

このように人はその自身の心や身体の中の調和と社会との調和があって幸せな人生と言えます。

不幸せな人生とは asukhayu असुखायु

無意識の行動や無知のために人生で間違いを犯し、”幸せな人生”の反対の人生を歩む。常に苦しみながらも、その原因に気付くための意識がはっきりしていないために過ちを繰り返すことになる。成長や調和にかけた苦しみの多い人生となる。

そのため、幸せな人生を歩むには最低限の人生の知恵を知ることが大切です。例えば、健康を維持する食事の仕方や心身に負担をかけすぎない生活の仕方や心構えなど。





良い人生とは  hitayu हितायु

古い知恵を大切にし、思考・会話・行動においていかなる人をも害せず、親切心・思いやり・実直な信条を持って人生を生き、家庭内・社会に和をもたらし、自身のネガティブな感情(怒り・葛藤・激情・プライド・情熱・妬みなど)に囚われること無く、身の回りの人々と健康で仲良く幸せに暮らす人生。




良くない人生とは ahitayu अहितायु

自身の好みや思い込みによって行動し、怒りや葛藤などのネガティブな感情に囚われ、人の迷惑を顧みず自身の利益のみを優先する。こういった人々は疑い深く破滅的でさまざまな心身の症状に悩まされる。

ひとこと:調和や精神性をとても重視していますね。アーユルヴェーダではこういったビジョンを持って私たちの人生を幸せな、良い方向に持っていくための処方箋です。  





予防医学としてのアーユルヴェーダ swasthavritha स्वस्थवृत्त

健康な人が健康を維持するための処方箋。
せっかく持って生まれた身体をできるだけ大切に良い状態に保つための習慣を学びましょう。

日々の過ごし方 ディナチャリヤ  dinacharya  दिनचर्य

現代の私たちの生活はめまぐるしい変化と競争社会の中で十分な休息を得られないばかりか、規則正しい生活も侭ならず(食事・睡眠・排泄の時間も十分でない方の多いこと!)、またストレスのために喫煙や飲酒や乱れた食生活が習慣化することで更なる心身への悪循環をもたらしています。医療が進歩したとはいえ、半生を費やしストレスを抱えつつ働いて稼いだ財産が人生の後半にはそのまま医療費となってしまうのでは何とも悲しいではありませんか。

今こそ、心身のバランスをとり自然と調和して生きるための正しい生活術を知り、実践しましょう。

ディナチャリヤ:

  1. 起床    日の出2時間前に起床する。
  2. 排泄    排便・排尿
  3. 歯磨き   
  4. 舌磨き   
  5. 洗顔
  6. 洗眼
  7. アンジャナ 目を浄化するハーブを塗る
  8. ナスヤ   ハーブオイルを点鼻
  9. うがい
  10. ハーブタバコ
  11. アビヤンガ 全身にオイルを塗る
  12. 点耳    ハーブオイルを点耳
  13. 体操   
  14. パウダーマッサージ
  15. 入浴
  16. 食事

これらをこの順番で行うことにより健康を維持することができます。
各項目の詳細説明を加えて行く予定です。。

ひとこと:さらに言うならば、ストレスいっぱいで悪循環の優れない体調を抱え、その治療法を探し求めてこの情報社会の海の中で右往左往し、症状を和らげるためのさまざまな商品や薬、健康法を試し試行錯誤を繰り返す。。そんな何重もの悪循環に陥る前に、少なくとも数千年の歴史を持つ(その歴史の分だけ成果が保証されている)確かな健康法に着いて行こう〜! と、未病の私は思ったのです。。



季節の過ごし方 リトゥチャリヤ ritucharya ऋतुचर्य

ストレスが多く、時間的精神的余裕もない現代人の生活において、季節の変化というのは特に体調を崩しやすいポイントになります。すでに慢性化しつつある心身の不調がある場合には、ちょっとした気候の変化からも致命的な影響を受けないとも限りません。

季節が移り変わるに従い、私たちの体内環境の調整が合わせて上手く行われることが健康を保つポイントです。健康であれば自然に順応するはずですが、知らぬ間に”自然の摂理”に反する行動をしないようにするための知恵でもあります。


春〜夏  Uttarayana : 徐々に気温が上昇していくにつれてアグニ(消化能力)が落ちるので体力も落ちて行く時期。
秋〜冬  Dakshinayana:外気温が下がり、アグニが強まり栄養のあるものを消化吸収することができるので身体を作り、体力が増す時期。

内容を加えて行く予定です。。

ひとこと:本来の本能がしっかりしているならば、身体の声を聞いていれば季節に順応できるはずです。が、私たちは刺激の多い、空調など人工的な設備環境の中で暮らしているために本当の身体の声が聞き取れなくなっていると思うのです。例えば、夏に辛いもの、消化の重い肉類を食すこと、アルコール類を摂ることはリトゥチャリヤに反する不健康の元なのです。。なので、今一度、基本の生活法について学ぶ必要があると思うのです。。。そして、このちょっとした知恵が私たちや身近な人々の将来の病を少しでも遠ざけてくれるなら、なんて手軽で素晴らしいと思いませんか〜